読了『マーロー殺人クラブ』
久しぶりに海外文学を読みました。
主人公はロンドン郊外の古びた邸宅で一人暮らしをしている77歳の女性ジュディス。
ある夜、テムズ川で泳いでいると隣人ステファンの家から言い争う声と発砲音が聞こえる。
通報したが警察は彼女の話を信じず、ジュディスは自ら調査に乗り出すことに。
そして訪れたステファンの家で彼の死体を発見する。それは田舎町での連続殺人のはじまりだった。
事件を追う中で知り合った司祭の妻ベックスと犬の散歩代行者スージーが仲間に加わり、3人のおばちゃん探偵団が連続殺人事件の謎を解く!
どうにも海外文学は読み終わるのに時間がかかったり、最後まで読み切れなかったりします。嫌いではないけれど、苦手意識があるのかあまり手が伸びません。
『マーロー殺人クラブ』はロンドン郊外の田舎町マーローを舞台にしたコージー・ミステリー。日常ミステリーというより、殺人事件でありながら田舎ののんびりした雰囲気も伝わってくる作品でした。
確か『シャーロック伯父さん』という海外ミステリも同じような雰囲気だったような気がします。マーロー殺人クラブが女性チームなのに対し、こちらは男性チーム。
シャーロック伯父さんのほうは短編がいくつか収録された形式で読みやすかったです。
雰囲気を覚えているだけで内容は全覚えていませんが……しかも最後の編は図書館の返却期限が来て読んでいないという……。